今回は2025年3月24日から運用開始される「マイナ免許証」のメリットとデメリットをざっくりまとめました。「ぶっちゃけ便利になるの?」「情報漏れが怖いんだけど…」と気になっている方も多いと思うので、分かりやすくお伝えしていきます。
メリット(利便性・行政効率)
手続きの簡素化・ワンストップサービス
マイナ免許証なら、引越しや結婚による氏名や住所変更が市区町村への届出だけで完結。今までのように警察署にわざわざ行く必要がなくなり、かなり楽になります。
オンラインでの更新講習
免許更新時の講習が自宅でオンライン受講可能に(優良運転者・一般運転者限定)。わざわざ試験場まで足を運ばなくても良くなるのは大きなポイント。忙しい人にはありがたいですよね。
行政対応が迅速化・コスト削減
更新手続きの期間延長や他地域での更新が柔軟に可能になるほか、デジタル化で行政側の負担やコストも減ります。更新手数料も従来の2,850円から2,100円程度へ安くなるなど、経済的メリットもあり。
デメリット・懸念(セキュリティ・プライバシー)
情報漏洩・悪用のリスク
約3割の人が「情報漏洩や悪用のリスクが心配」と感じているように、ICチップでのデータ保護があるとはいえ、情報集約によるセキュリティ面の不安は根強いです。
再発行手続きが大変
従来の免許証は即日再発行可能ですが、マイナ免許証は再発行に1~2ヶ月かかります。その間は運転できないので、紛失時のリスクはかなり高め。即日再発行の体制整備が待たれますね。
システム障害時のリスク
オンライン手続きが増えることで、システム障害が起きると情報確認や免許手続きができなくなる可能性も指摘されています。ネット環境の整備と障害時のバックアップ手段が必須。
その他の課題
民間での確認手段
マイナ免許証は表面に免許情報が記載されず、ICチップの読み取りが必要。民間のレンタカー業者などは専用読み取り機がないと情報確認できないため、手間が増える可能性あり。読み取り環境の普及が課題。
マイナカード未取得者へのハードル
マイナ免許証を持つには当然マイナンバーカードが必須。カード未取得者にとっては、マイナ免許証取得へのハードルが高く感じられることもあるでしょう。
国外での運転
海外で国際免許を取るには、事前に「従来型との二枚持ち」に切り替える手続きが必要。海外運転が多い人には、ちょっと面倒になるかもしれません。
まとめ(結論)
マイナ免許証は手続きの簡略化や更新のオンライン化など利便性は確かに魅力。ただし、情報漏洩リスクや再発行までの時間など懸念も多く、メリット・デメリット両面を踏まえて選ぶ必要があります。
現時点では任意制度なので、各自の生活スタイルや必要性に応じて検討するのがベターですね。
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