今の時期、風邪やコロナやインフルエンザ等々、体調を崩しがちですよね。
そうでなくても乾燥で喉が痛い人も多いと思います
というわけで今回は、喉の痛みを和らげるための食事のポイントについてまとめてみました。
1. 喉の炎症を抑える食品・成分
はちみつ（蜂蜜）
- 抗菌・抗酸化作用があり、痛みや咳を和らげると報告されています。
- とろみがあるため喉を保護しながらエネルギー補給にも便利。
- 飲み物に溶かす、ヨーグルトにかける、そのまま舐めるなど手軽に使えます。
生姜
- ジンゲロールやショウガオールなどによる抗炎症・抗菌作用が期待され、喉の痛みや咳を鎮めるのに有用。
- 体を温めて血行を促進するため、風邪の初期症状や寒気があるときにもおすすめ。
- すりおろし生姜をお湯に溶かしてはちみつを加えた生姜湯など、喉に優しい飲み方が人気です。
カモミール（カミツレ）
- 抗炎症作用を持つハーブで、喉の痛みを和らげる民間療法として利用されてきました。
- カモミールティーを温かい状態でゆっくり飲むと喉が潤い、リラックス効果も得られます。
- 就寝前の飲み物にも適しています。
2. 消化によく、刺激が少ない食品
喉が痛むときは、やわらかくて消化に良いものを選ぶと負担が減ります。
- スープ・おかゆ
温かくて飲み込みやすく、水分と栄養を同時に補給可能。味噌汁や雑炊などもおすすめ。 - ヨーグルト・ゼリー
冷たくやわらかいので喉を通りやすく、痛みがあるときでも食べやすい。ヨーグルトは腸内環境を整える効果も。 - バナナ・りんごのすりおろし
バナナはなめらかで栄養価が高く、りんごはすりおろすとさらに喉越しが良くなります。飲み込みづらいときは、バナナをすりおろしてヨーグルトと混ぜるなど、さらに食べやすい形にすると◎。
3. 喉を潤すのに適した飲み物
乾燥すると痛みが増すため、こまめに水分補給を行いましょう。
- ハーブティー・白湯（ぬるま湯）
刺激が少なく喉を潤しやすい。カモミールやペパーミントは炎症を抑える働きも。 - はちみつレモン（ホットレモン）
はちみつの抗菌作用とレモンのビタミンCで喉を潤し、痛みを和らげます。酸味が強いときはレモンを控えめに。 - 生姜湯・ショウガ入りの飲み物
生姜は加熱でショウガオールが増え、体を温めて免疫力を高めるとされます。喉の痛みや咳を鎮める効果もあり、一石二鳥。 - 緑茶・紅茶
カテキンや紅茶ポリフェノールの抗菌・抗ウイルス作用が期待でき、温かい状態で飲めば喉を刺激しにくい。ただしカフェインで利尿作用があるため、飲みすぎには注意。
4. 喉の痛みを悪化させる可能性のある食品・飲み物
喉が炎症を起こしているときは、刺激を与えるものを避けましょう。
- 辛い食品
唐辛子や胡椒などの香辛料が強い料理は喉を刺激し、痛みを悪化させがち。 - 酸味の強い食品・飲み物
酢やレモン、オレンジジュースなどは喉に染みて痛みが増すことがあります。 - 炭酸飲料
炭酸の刺激で喉がピリピリし、ゲップによる胃酸の逆流も炎症を悪化させる原因に。 - アルコール類
喉の粘膜を乾燥させてダメージを与え、炎症を悪化させる恐れがあります。 - カフェインの多い飲み物
利尿作用で脱水を招き、喉の粘膜を乾燥させる可能性があります。 - 極端に熱い・冷たいもの
熱すぎる飲み物は喉に大きな負担となり、冷たすぎるものも刺激となるため痛みを増幅させます。
※タバコの煙も喉を刺激し炎症を悪化させるため、喉が痛む間は禁煙・分煙を心がけましょう。
5. 食材の調理方法や飲み物の温度に関するポイント
- 食材はできるだけ柔らかく調理する
野菜はくたくたに煮る、肉や魚はほぐす、麺類は煮込むなどの工夫で喉への刺激を減らします。すりおろしたりとろみをつけたりするとさらに◎。 - 飲み込みやすい形状にする
痛みが強い場合はペースト状やゼリー状にするなど、噛まなくても飲める形に調理すると楽です。 - 飲み物の温度に注意する
熱すぎず冷たすぎない適温（人肌よりやや暖かい程度）が理想。淹れたての熱々や冷え切った飲み物は喉を刺激しやすいので、少し時間をおいてから口にしましょう。
まとめ
- 喉が痛いときは刺激の少ない柔らかい食品や、温かく飲み込みやすい飲み物を中心に摂るのがおすすめです。
- はちみつや生姜、カモミールなど抗炎症・抗菌作用が期待できる成分を活用すると回復をサポートします。
- 辛いもの・酸味の強いもの・炭酸・アルコール・熱すぎ冷たすぎの飲食物は避けましょう。
調理方法や温度に配慮しながらこまめな水分補給を心がけ、症状が酷い場合や長引く場合は早めに医療機関を受診してください。お大事に。
コメント